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落雷からオフィスを守る!知っておくべき落雷被害と4つの対策

落雷対策日本で自然災害と言えば地震がよく知られていますが、落雷による被害に対しても対策を行う必要があります。落雷対策としては避雷針がよく知られていますが、具体的な被害内容を把握し、複数の対策を打っておくことが大切です。

今回は、オフィスにおける落雷の被害内容や4つの落雷対策についてご紹介します。

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オフィスにおける落雷の被害内容

雷は高いところに落ちる傾向にある他、帯電しているところに特に落ちやすいという特徴があります。実際には建物や木、人に落ちることがあり、件数は多くありませんが人に直接落ちた場合死亡率は約80%と高くなっています。木などに落ちた場合には、火災などの二次災害につながることもあります。

建物に落ちた場合は、基本的に電流は地面へ逃げるため人への被害は考えにくいですが、雷サージの発生により建物内にある電子機器が被害を受けることがあります。「サージ」は急な激しい流れに対して広く使われている言葉で、雷サージは雷による急激な電圧上昇、またそれによる異常な量の電流をまとめて指します。雷サージが起こった場合に精密な電子機器が深刻な影響を受けることは、容易に想像できることです。破損してしまうだけでなく、PCやサーバ内のデータが消失するなどして事業継続に影響が出る場合もあります。

なお、雷サージは直接落雷を受けなくても発生することがあります。直接落ちた雷による雷サージを直撃雷サージと呼ぶのに対し、近くの落雷から高電圧の余波を受けるものを誘導雷サージと呼びます。オフィス内にある電子機器は、誘導雷サージによっても被害を受ける可能性があります。

落雷からオフィスを守る4つの対策

落雷対策

万が一の落雷に備える方法は企業によって多々考えられますが、最低限以下の4つの対策を押さえておくことが大切です。

避雷針を設置する

落雷からオフィス、建物を守るための一般的な対策は、避雷針の設置です。避雷針は落雷が発生した際に優先的に雷を受けるように設計されており、避雷針に受けた電流はそのまま地面へ流されます。雷の電圧が低く、雷サージがさほど強くなければ被害をゼロに抑えることもできます。

なお、避雷針は建築基準法や消防法などにて設置義務が定められています。設置の基準は日本工業規格JIS A-4201(建築物等の雷保護)において定められており、建物の高さが20mを超えると設置義務が発生します。

近年では、より確実に落雷被害を防止できる避雷針として「PDCE避雷針」というタイプが登場し、普及し始めています。PDCE避雷針は落雷を積極的に受ける従来の避雷針と異なり、そもそも落雷を発生させないことをコンセプトにしています。
落雷は、雷雲側にマイナス電荷が溜まり、地面側にプラス電荷が溜まることで電位差が発生し、この差を解消するために発生します。PDCE避雷針は上空のマイナス電荷を引き寄せ続けるなどの作用により電位差を発生させないため、落雷がほとんど発生しなくなるのです。

従来の避雷針では落雷被害を確実に防げるわけではなく、雷サージによる電子機器への影響が考えられるため、PDCE避雷針への変更は有効な対策となります。

SPD(避雷器)を設置する

PDCE避雷針を設置する他に有効な手段として注目を集めているのが、SPD(避雷器)です。SPDはSurge Protection Device(サージ保護デバイス)の略で、機器と接続することで雷サージの被害を防止できます。

SPDなしに雷サージを防止しようとすると、全ての電子機器の電源をコンセントから抜き、全ての通信機器のLANケーブルも抜く必要があります。この対策は現代においては現実的ではなく、特に業務時間中は対策できないことを意味します。

SPDを電子機器とコンセントの間、通信機器と通信線の間に挟んでおけば、雷サージが起きた場合にも機器へ過電流が流れるのを防止できます。SPDはサイズも小さく導入しやすいため、今すぐできる落雷対策として非常に有効です。

データはバックアップを取っておく

雷サージによる被害の中で特に注意しなければならないのは、データの消失です。電子機器の破損は後から買い替えることができても、これまでの事業で蓄積してきたデータが消失すると取り戻すことはできません。そのため、万が一の事態に備えてデータは常にバックアップを取っておくことが大切です。

バックアップの取り方には、外付けHDDに保存する、CDなどの光学メディアに保存するなどさまざまな方法がありますが、落雷対策としてはクラウドストレージへの保存が有効です。クラウドストレージであれば保存先のサーバは遠く離れたデータセンターの中であり、自社オフィスや自社ビルに落雷があっても被害を受けません。

火災保険に入っておく

万が一落雷の被害を受けてしまった場合に損害を補填したり事業を立て直したりするためには、火災保険に入っておくのが有効です。名前は火災保険ですが、落雷や地震などさまざまな自然災害による被害を対象にしているのが一般的です。

万が一に備えよう

20mを超える建物には避雷針の設置が義務付けられていることもあり、落雷による被害は想像しにくいかもしれませんが、万が一発生した場合には深刻な被害を受けることもあります。落雷が起きても被害を最小限に留められるよう、この記事を参考にぜひ落雷対策を進めてください。

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