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サプライチェーンマネジメントを実現することで得られるメリットとは

サプライチェーンマネジメントを実現することで得られるメリットとは

サプライチェーンマネジメントとは、サプライチェーン全体で情報の管理・共有に取り組む経営手法のことです。

この記事では、サプライチェーンマネジメントの概要、近年注目を集めている理由、導入によるメリットを解説します。業務における無駄が多い、コストをカットしたい、人手不足に悩んでいる方は、参考にしてください。

サプライチェーンマネジメントとは

サプライチェーンマネジメントとは、モノやお金の流れを情報と結びつけ、サプライチェーン全体で情報の共有を図り、全体最適化に取り組む経営手法のことです

ただし、サプライチェーン各所における部分最適の和=全体最適となるわけではないことに注意しなければなりません。そのため、サプライチェーンマネジメントに取り組む場合、サプライヤーやメーカー、小売などそれぞれの最適化を目指すのではなく、全体のバランスを踏まえて連携・管理し、最適化を図ることが重要です

近年、サプライチェーンマネジメントは、災害など不測の事態が発生した際のBCP対策(Business Continuity Plan)や購買・調達先の評価に活用されるなど、事業の継続性・安定性の確保や業務効率化を実現するための手段として活用されています。また、サプライチェーンでの各データを蓄積し、分析を行うことで、それを実現できているかどうかの評価をすることも可能です。

サプライチェーンマネジメントが注目されている理由

サプライチェーンマネジメントが注目を集める背景にはさまざまな理由があります。ここでは、具体的な理由を3つ紹介します。

企業・経済のグローバル化

サプライチェーンマネジメントが広まっている背景の1つが、企業や経済のグローバル化の進行です。インターネットの発達をはじめとして、さまざまなイノベーションが起こることで、経済のグローバル化が加速しています。実際に、これまでは国内での取引を中心に行っていた企業が海外に拠点を持つケースも出てきています。

このグローバル化に伴い、調達や生産、販売に関して世界規模でのネットワーク構築が可能となり、国際競争力が高まりました。一方で、海外の企業と連携しなければグローバル化は失敗に終わってしまいます。

このような背景から、サプライチェーンマネジメントを通して、海外企業との連携を図り、最適化を目指す企業が増えています。

労働人口の減少

日本は少子高齢化が進行しており、業界を問わず労働人口の減少による人手不足が深刻なものとなっています。この課題を解決するには、少ない人数でも業務を効率よく回せる仕組みが必要です。

この解決手段として、サプライチェーンマネジメントが注目されています。サプライチェーン全体で情報共有を行うことで全体の最適化を図るため、業務における無駄を省き、効率化を実現することができます。

ECの需要増加

昨今の新型コロナウイルスの影響によって、外出を控える人が増えた結果、ECの需要が増加しています。このECの需要増加に伴い、販売と配送を一体化させたビジネスモデルが生まれるなど、販売と配送が切っても切り離せない関係になっています。このような背景から、より効率的に販売・配送を行うためにサプライチェーンマネジメントに取り組む企業が増えています。

ここまで紹介してきたように、サプライチェーンマネジメントが注目を集める理由はさまざまです。では、企業はサプライチェーンマネジメントを実現することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。

サプライチェーンマネジメントを実現する3つのメリット

ここでは、サプライチェーンマネジメントに取り組むことで得られるメリットを3つ紹介します。

調達コストの削減

1つめのメリットは調達コストの削減です。サプライチェーンマネジメントを導入することで、部品一つ一つの在庫状況や適正な仕入量、最適な配送タイミングなど、さまざまな情報を把握することができます。結果として、無駄なコストを発生させずに仕入れから出荷までの全体業務を最適化することができ、調達コスト削減につなげることが可能です。

調達業務の効率化

2つめは、調達業務の効率化です。サプライチェーンマネジメントでは、仕入れや在庫管理、販売管理計画といったあらゆるデータを一元管理できるため、調達業務の効率化が可能となります。作業開始から終了までの時間のことを「リードタイム」といいますが、サプライチェーン全体で情報を共有・管理できれば、各工程におけるリードタイム削減もできるため、業務効率化も期待できます。

環境に配慮した調達の実現

3つめは環境に配慮した調達の実現です。サプライチェーンマネジメントを導入することで、調達先の情報を一元管理できるため、サプライヤーを選定することが可能です。これにより、環境に配慮した部材を製造しているサプライヤーを選ぶ「グリーン調達」が可能になったり、サプライヤーとのやり取りをペーパーレス化したりするなど、環境に配慮した調達を行うこともできます。

グリーン調達は近年、環境問題への取り組みとして企業で注目されています。詳細は下記をご覧ください。

サプライチェーンマネジメントの実現は大興電子通信にご相談ください

今回は、サプライチェーンマネジメントの概要や注目を集める背景、導入によるメリットなどについて解説しました。サプライチェーンマネジメントは、サプライチェーン全体での情報管理・共有が可能となるため、人手不足や調達業務、調達コストなど、あらゆる課題の解決策として活用できます。

サプライチェーンマネジメントを導入したい場合、いきなりサプライヤーから小売まで全ての連携を図ることは難しいため、まずはサプライヤーとメーカー、メーカーと物流といった形で少しずつ導入を進めていきましょう。

大興電子通信では購買・調達管理システム「PROCURESUITE」などサプライチェーンマネジメントを実現するソリューションを提供しています。これからサプライチェーンマネジメントに取り組もうとしている方、システムに興味のある方はぜひお問い合わせください。


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田幸 義則
この記事を監修した人
入社後15年間、長野支店にてシステムエンジニアとして活動。
運送業、倉庫業のお客さまを中心に担当し、業務システム構築からインフラ環境構築等の経験を積む。
その後、製造業のお客さまも担当し、rBOM導入のプロジェクトにも関わるように。
16年目に現部門に異動し、rBOM全国支援の担当者となる。
現在はrBOMだけではなく、製造業全般のソリューション提案を手掛けている。
料理が趣味、これからお菓子作りにも挑戦しようか迷っている。
大興電子通信株式会社
製造ビジネス本部 製造ソリューション部
田幸 義則

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