PROBLEM 実績収集システムのリプレイス

トレーサビリティ機能を強化した実績収集システムで“食の安全”を提供

メロディアン株式会社

COMPANY INFORMATION

メロディアン株式会社様

  • 業種 製造業
  • 部門・業務 生産管理

コーヒー用ミルクをはじめとする食品類などの製造、販売を手がけ、国内外でトップシェアを誇るメロディアン株式会社。より高い「食の安心、安全」を実現するためトレーサビリティ機能を強化した、同社の取り組みを紹介する。

導入による効果

  • 生産ラインとシステムの連携で、原料の調合ミスがゼロに

  • リアルタイムのデータ把握で、在庫確認時間が大幅短縮

  • 在庫ロスの減少により、生産コスト減を実現

INTERVIEWインタビュー

食の安全性強化に向けシステムをリプレイス

コーヒー用ミルクなどの乳製品や健康飲料類の製造、販売を手がけるメロディアン株式会社。なかでも、ポーション型のミニカップ容器入りミルク「メロディアン・ミニ」は国内シェアトップクラスを誇り、飲食店や家庭の食卓でおなじみの顔だ。
 同社の“食の安心、安全”に対する意識は高く、何段階もの安全検査を経て商品を出荷する。その信頼性も商品力の一つといえるだろう。そしてその製造をサポートしているのが、生産管理システムと原料の受け入れや使用状況の把握を行う実績収集システムだ。
 2010年3月、同システムの保守期限切れを契機に、同社ではさまざまな機能を強化した新システムにリプレイスすることとなった。これまでもリプレイスのたびに機能向上をはかってきたが、さらに進化を求めることになった。
「社内のシステムに関する要望を集約した結果、今回は実績収集システムのトレーサビリティ機能の強化と、操作性の向上を実現させることに決定しました」
 そう語るのは同社三重工場の副工場長の宮本一夫氏だ。
 トレーサビリティとは、商品やその原材料などの移動履歴をすべて明らかにして、追跡調査を可能にすることだ。生産過程や流通経路を明らかにすることにより、消費者の商品に対する信頼性が高まるとともに、万一、事故等が発生した際にも対象商品を絞って速やかに対応を進められるなど、スピーディな対処が可能になる。
 同社の製品は、原料の計量、調合、殺菌、充填、包装の5段階を経て出荷される。だが以前のシステムでは、計量、調合段階ではトレーサビリティに必要な情報がデータとして蓄積されておらず、万一、事故が発生した場合、手書きの記録を時間をかけて確認しなくてはならなかった。
 今回のリプレイスではこの課題を、長年にわたり同社のICTを支えてきたDAiKOとともに、解決することになった。そして綿密な打ち合わせを繰り返し、細かな仕様を決定、1年半をかけて導入準備を進めていったのだ。
 導入準備には、苦労もあった。たとえば、軽量、調合時のトレーサビリティ機能強化のため、製品ごとの原料の配合量などを、より仔細に確認・設定する必要に迫られた。製品により異なるが、計量時の許容誤差はゼロ。そうした細かな現場作業に対応してデータを組み込んでいく必要があった。
「こうしたマスタデータの打ち込み作業は煩雑でしたが、その分、原料の必要量を正確に把握できるようになり、適正な在庫管理が徹底できました」
 こう語るのは同工場生産管理課 課長 青木 勉氏だ。

調合ミスもゼロになり生産コストも削減

 リプレイスが完了したのは2011年4月。新システム稼働から1年半以上が経過した現在、期待以上の導入効果が現れているという。 まず、当初の目的だったトレーサビリティ機能の強化が確実に果たされた。それとともに計量、調合時の情報もシステム上に記録されるようになったため、作業ミスの減少やコスト削減など、さらに大きなメリットももたらされた。 今回のシステムでは、規定外の素材や量を計量すると、その時点で生産ラインが停止する仕組みを採用。トレサビリティのための作業履歴管理が目的だが、この機能のおかげで原料の計量、調合ミスをゼロにできるようになった。「原料の過剰消費や廃棄品がなくなり、生産コストが削減されました」と、製造一課 課長 川原 亨彦氏は評価する。
 さらにこの仕組みにより、経験の少ないスタッフでも、正確に調合を行えるようになり、業務の標準化が実現できた。
 また、原料の在庫状況がリアルタイムで正確に把握できるようになったため、1時間ほどかかる在庫の誤差確認の手間が省けるようになり、業務時間の短縮にもつながり、現場のスタッフからの評価も高いという。
 原料の消費期限の管理も徹底できるようになった。これまでは担当者が目視で複数回にわたる確認作業を行い、期限切れの原料を排除していたが、今はシステム上でデータが管理されている。万一、期限切れの原料があった場合、調合前に排除することが可能だ。操作性の面も、実際に機器を使用している現場スタッフから「使いやすい」と評価されている。

生産効率向上を目指しさらなるシステム化を推進

 こうした目に見える効果がもたらされるとともに、数値では表せない効果も表れている。生産管理課 生産管理係 係長 平田 純一氏はこう語る。
「計量誤差が少なければコストが削減できるとわかり、計量や在庫管理の重要性が理解されるようになりました。スタッフの業務に対する意識が向上したと感じます」 多くの効果をもたらした新システムだが、同社ではさらに改良し、今以上に性能を高めていく予定だ。
 現状でも業務の標準化はかなり進んでいるが、将来的には、配属初日のスタッフでもスムーズに作業に従事できるよう、より一層のシステム化を目指していくつもりだという。
 また、生産工程の一部に残っている伝票記入業務などを廃して、ペーパーレス化も進めたい考えだ。
 システムを活用したトレーサビリティの強化により、消費者に“食の安心、安全”を提供するとともに、業務効率の向上を実現した同社。今後も、さらなるシステムの改良、活用で生産性、信頼性のアップ、コスト削減を目指していく。

DAiKOの想い

お客さまと一体となりプロジェクトを推進

桑野喜隆

関西支店 営業部

お客さまの実際の業務を知り、その中でシステムがどう活用されるかをイメージし、システムの提案、構築を行っています。
今回のプロジェクトでは、お客さまと一体となってシステムづくりに向き合うことで、 お客さまの業務課題を解決するシステムを提供でき、うれしく思っています。

企業情報

 

社名
メロディアン株式会社
会社概要
1958(昭和33)年、日興乳業として創業、61年に法人化。日本初のポーションタイプミルク「メロディアン・ミニ」を発売し、大ヒットに。89年にメロディアンに社名を変更。現在も国内外でポーションタイプミルクでトップクラスのシュアを誇っている。
本社 大阪府八尾市
事業所 東京、愛知、大阪、岡山、福岡、群馬(工場)、三重(工場)、大阪(研究所)
URL http://www.melodian.co.jp/

 

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