PROBLEM メールシステムに対応したサーバの導入

メールシステムのサーバ仮想化でスムーズな移行とコスト削減を実現

三菱製紙株式会社

COMPANY INFORMATION

三菱製紙株式会社様

  • 業種 製造業
  • 部門・業務 通信インフラ

メールシステムのサーバの保守期限切れに伴い、ハードの更新を決定した三菱製紙株式会社では、同時にサーバの仮想化に着手した。
社内初の試みだったが、その効果は十分に納得のいくものになったという。
仮想化によってどのようなことが実現したのだろうか。

導入による効果

  • サーバの集約により保守運用コストを1割削減

  • データセンター内のラックスペースが3分の1に

  • 遠隔操作によるサーバ運用作業が可能に

INTERVIEWインタビュー

保守期限切れを機にサーバを更新、仮想化

 印刷用紙をはじめ、印刷製版材料や印刷システムなどの製造、販売を行う三菱製紙株式会社では、会計や生産管理をはじめとする多数のシステムが稼働。各システムを動かすためのサーバも数多く導入されている。
 そうした状況の中、同社のメールシステムに対応したサーバが、2011年3月に保守期間の期限切れを迎えることになった。
 関連会社も含めると、3000名以上が毎日の業務で使用している重要なシステムであり、万一ダウンすれば業務に大きな混乱をきたしかねない。
「万一の場合の保証がないものを使い続けることはできないと考え、これを機に新たなサーバの導入に踏み切りました」
 システム部長兼運用管理グループリーダー福廾 信氏はそう語る。
 2010年6月、サーバの選定に入った同社は複数のベンダーに提案を募り、様々な角度から検討を重ねた。その結果、DAiKOの提案を採用。
 採用の決め手をシステム部運用管理グループ上席主任 山本 裕一氏はこう語る。
「多くの企業に採用され評価されている富士通製サーバへの信頼感とともに、DAiKOの担当と接するうちパートナーとしても信頼できる企業だと感じました」
 こうして旧サーバの保守期限切れ直前の2011年2月の更新をめざし、2010年10月に切替作業が開始された。

コスト削減、省スペースなど様々な効果を実感

 仮想化は社内で初の試みだった。いくらハードそのものや担当者への信頼が厚いとはいっても、採用決定後も「本当にこの短期間で更新が可能なのだろうか」「動作の安定性に問題はないのか」など、数々の不安が頭をよぎったという。
 「しかし、それは杞憂に終わりました。予定どおりに順調に稼働を開始でき、10か月たつ現在まで、大きなトラブルは1度も起こっていません」(山本主任)
 今回の仮想化により、9台あったメールシステム用のサーバは3台に集約することができた。そのほかにも、数多くのメリットがもたらされたという。
 第1がコスト面でのメリットだ。サーバの台数を最小限にしたことにより、導入コストを低く抑えられただけでなく、保守運用費用も以前に比べ1割程度削減することができた。
 第2に省スペース化の実現だ。同社はサーバを社外のデータセンターに設置しているが、以前に比べラックスペースを3分の1に縮小することができた。今後、新たなシステムを導入することになった場合、そのスペースはすでに確保できたことになる。
 第3に、社内のシステム担当者の作業負担を大幅に削減することができたという。これまではコンピュータの利用状況担や通信記録といったログの管理などは、データセンターに出向いて行う必要があった。しかし、仮想化によりシステムのリモート操作が容易になったことで、社内から遠隔操作でこうした作業を行うことが可能になった。
 「サーバの更新への対応としてスタートした仮想化でしたが、業務改善という意味からも、予想以上の結果を得ることができ、大変満足しています」(福井部長)

震災復旧対応もスピーディに実現

 大きな効果をもたらしたサーバの仮想化は、思わぬ部分でも威力を発揮し、同社のピンチを救った。東日本大震災でのシステム復旧だ。
 2011年3月11日に発生した震災では、同社の八戸工場も大きな被害に遭った。津波により1階部分が浸水し、多くの機器が損壊したのだ。
 八戸工場はメールシステムをはじめ、生産管理など工場独自のシステムが稼働しており、メールサーバも工場内に設置されていた。これが運用できなくなったため、社内外とのメール連絡が取れない状況に陥ってしまったのだ。もちろん製造設備の損壊や他のシステムのダウンにより、生産もストップした。
 しかし、本社での仮想化の好結果を受け、5月上旬をめどに八戸のメールサーバを本社サーバへ統合する計画が進行していたことが不幸中の幸いだった。
 同社は予定を早め、この統合化を急ピッチで推進。あの混乱の中、震災発生から2日後の3月13日からシステム復旧作業に入り、わずか5日後の18日には八戸工場のメールシステムは息を吹き返していた。
 「このスピーディな対応は、仮想化サーバだったからこそだと思います。実際の復旧作業を目の当たりにして、こんなにスムーズなシステム移行が可能なのかと、正直驚きました」(福井部長)
 それだけではない。一部生産管理システムに関しても、バックアップを仮想化サーバ上に移行。仮想化によってこれからの基幹システムも、スピーディな復旧を果たした。
 八戸工場では電力不足の中、自家発電設備を立ち上げて5月24日に一部操業を再開。その後も設備の復旧を続け、ついに震災から8か月後の11月15日には全設備が稼働するに至った。
 これらの経験を踏まえ、同社では、今後さらに仮想化を推進していく意向だ。
 だが同社がめざすのはメールシステムの統合だけではない。他のシステムの統合も視野に、各システムの更新時に順次仮想化を進めたい考えだ。
 統合の規模が大きくなれば、その分メリットも大きくなる。仮想化は、同社の業務改善の切り札となっていくはずだ。

DAiKOの想い

お客さまの不安、要望をともに 解決し、信頼される営業に

利根川克也

製造営業統括部

短期間での作業と初めての仮想化に対するお客さまの不安を払拭するため、きめ細かなスケジュール調整を行い、どんな事態にも備えられるようつねに代案を持って打ち合わせに臨んでいました。
今後も、 お客さまの不安や要望に目を向け、課題をともに解決できる営業をめざします。

企業情報

 

社名
三菱製紙株式会社
会社概要
1898(明治31)年設立。印刷用紙、印刷製版材料・システムをはじめ、感圧、感熱、磁気、電子写真、銀塩写真、インクジェットなど、多様な記録方式に対応するメディアの生産販売を手がける。
本社 東京都墨田区
URL http://www.mpm.co.jp/

 

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