導入ソリューション
  • ハイブリッド販売・生産管理システムrBOM

PROBLEM 営業からの納期の問い合わせや必要な部品の在庫状況などをどの担当者でも把握できるように

多品種少量生産の管理を効率化。
原価管理の精度が増し、顧客ニーズをより満足させる製品製造が可能に

山本計器製造株式会社

COMPANY INFORMATION

山本計器製造株式会社様

  • 業種 製造業
  • 部門・業務 生産管理

1941年創業の山本計器製造は、圧力計と温度計のメーカーである。同社の製品は、大きなビルの空調の配管、駅ビル、病院、水族館などさまざまなところで使用され、圧力や温度の管理を支えている。こうした製品は小さな部品が多数組み込まれている。それらの在庫や単価を管理するために導入した個別受注生産向け生産管理システム「rBOM」の活用効果や今後の展望などについて伺った。

導入による効果

  • 部品管理の共有化

    属人化しがちな部品知識をデータ化し、社内共有。在庫確認や補充購買も迅速に。

  • 導入後にデータ整理

    事前にマスターデータが整っていなくても、導入後に入力して整理できる

  • 正確な原価管理が可能に

    製品に使われる部品の価格変動にも対応できるので、原価が正確に把握できる。

INTERVIEWインタビュー

人の記憶に頼る部品管理から情報の共有化へ

ビルの配管などに設置されている圧力計は、1つを作るのに少なく見積もっても30 個近い部品が必要になるという。代表取締役社長の山本直子氏は、「どの製品も見た目はそっくりなのですが、高温で使えるとか振動に耐えられるなど、用途別に機能が違います。使用場所によっても、例えば海水に当たるところは錆びるので素材を変える必要があるなど、細かな変更が必要です。このように、さまざまな環境に対応する製品を作るために、工場には常時5000点近い部品が在庫されています」と、少量多品種生産における生産管理の複雑さを語る。
山本計器製造では、多様なオーダーに応えるために顧客の発注内容をもとに営業担当者が詳しい仕様を補足、確認。特定された仕様に合わせて、岡谷工場(長野県岡谷市)のベテラン購買担当者が知識や経験をもとに、製造に必要な部品を調達してきた。山本社長は、「人の記憶を頼りに製品・製造管理が行なわれており、それを解消することが大きな課題でした。彼らの記憶に頼ることなく、営業からの納期の問い合わせや必要な部品の在庫状況などをどの担当者でも把握できるように、生産管理システムを導入することにしました」と、システム導入の動機を説明する。

同社の圧力計と温度計。用途や使われる環境に応じてさまざまな種類がある。

マスターデータが曖昧でも導入できることが決め手に

システムの選定にあたっては複数のベンダーの製品を比較し、「rBOM」ともう1種にまで絞り込んだ。最終的に「rBOM」の導入を決定した理由を工場長の今井正和氏はこう振り返る。「弊社の製品には製品コードなどが付けられているわけではなく、例えば“普通形圧力計A形ケースG3/8接続ネジ100φ×1MPa”のように、仕様がそのまま製品名になっています。長いものでは150文字以上の名前もあるのですが、rBOMだけがそのような変則的な仕様にフレキシブルに対応できることがわかったのです」
また、同社にとっては初めての生産管理システムの導入だったため、管理対象の部品に関して事前に情報がデータ化されていたわけではない。そこで導入を前提に、まず工場でA3サイズの紙に部品表を作成、製品と部品の対応や部品の属性などを一つ一つ確認することから始めた。

「rBOM」導入時に愛着が湧くよう、社内で愛称が募集された。

製品の仕様がそのまま商品名になっている。

「その紙の部品表をシステム用のデータとしてエクセルに入力していったのです。ですから、最初から完璧にデータが整理されていないと導入できないシステムには、手を出しにくいと思いました。その点rBOMは、データが少し曖昧でもなんとかスタートできると提案されたことが、大きな決め手となりました」(今井工場長)
山本社長も、「比較検討対象の他のベンダーには、データが整っていれば完璧に使えるというシステムもあり、それも魅力的でした。でもrBOMなら運用しながらマスターデータを整えることができます。これならいける、と思いました」と語る。

製品原価の正確な把握など経営視点からもメリットが

山本計器製造では「rBOM」を稼働させた2018年11月から、まず部品の在庫管理や購買管理の機能整備に着手した。一方で1日あたり40~50件はあるという新規特注品の製造に必要な部品情報を追加入力し、マスターデータを整えていった。こうして充実させたシステムを活用することで、どの製品にどの部品を使うのか明らかになり、特定の購買担当者がいなくても、対応できるようになった。
こうした「rBOM」の導入効果について、山本社長は経営者の視点から「製品の原価がきちんとわかるようになったことが、とても重要だと思っています。もちろん、それまでも原価は把握していたのですが、部品が多岐にわたり、それらの価格が刻々と変わっていくので、常に正確に原価を把握するのが難しかったのです」と語る。
さらに「rBOM」の導入効果について総務課課長の堀口功氏は、「在庫精度が上がれば、帳簿在庫と実在庫の誤差が減り、システムで現在庫を瞬時に把握できます。生産を止めて行なう年2回の棚卸しを省力化でき、現場の生産効率も上がると今後に期待します」と語る。岡谷工場で購買を担当する総務課購買係主任の小坂雅己氏も、現場での棚卸し作業について、「これまで仕掛品は、各部品の単価を台帳で調べて積算していました。rBOMの部品表を活用すれば精度も上がり、時間短縮にもなります」と語る。
また製品管理課課長代理の増澤司氏は製品管理の面から「現在、工場では新型コロナウイルスの感染対策として、1階と2階の行き来に制限があるのですが、2階にある部品もシステムから確認できるので効率化できました」と語った。
今後の「rBOM」の活用について山本社長は、「製造工程を見える化し、製品納期もフレキシブルに対応できるようになれば、お客さまへのサービス向上にもつながると思っています」と語る。
中小規模の製造業が抱えるIT投資のさまざまな課題。「rBOM」にはその解決を導き出す可能性がある。山本計器製造も、お客さまのニーズを満足させる製品製造に、一層専念できる環境を整えることに成功したようだ。 

代表取締役社長やママと直子氏、総務課課長堀口功氏。

岡谷工場で「rBOM」の運用に関わるメンバー。左から工場長今井正和氏、総務課次長東木場範明氏、製品管理課課長代理増澤司氏、総務課購買係主任小坂雅己氏。

DAiKOの想い

システム活用のニーズを分析して提案を継続したい

持主忠

製造ビジネス本部 第二営業部

初めて生産管理システムを導入された山本計器製造様。将来にわたりシステム活用の裾野を広げていきたいとのご要望をしっかりと受け止め、それにお応えできる提案を継続させていただきたいと思っています。

企業情報

山本計器製造株式会社
社名 山本計器製造株式会社 会社概要 1941( 昭和16)年の創業以来、日進月歩の技術革新を取り入れながら、国内外で有数の圧力計、温度計の専門メーカーとして成長。現在、東京本社、岡谷工場をはじめ、国内に5拠点、関連会社のPT.YAMAMOTO KEIKI INDONESIAを含めた全6拠点からなっている。 本社 東京都新宿区南元町13番地11
URL http://www.yamamotokeiki.co.jp/

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