セキュリティ

コンフィグレーションファイルの種類と内容|基礎知識

コンフィグレーションファイル

IT業界での経験が浅いと、コンフィグレーションという言葉になじみがない方もいるかもしれません。

IT用語は、言葉の本来の意味だけでなく、他の意味を含んでいる場合もあるため、その用語を知らない人にとっては話の筋が見えてこないことが多々あります。今回は知っておきたいIT用語、コンフィグレーションについて解説します。よく使われる用語ですので、どのような場面で使われるのか、何を指しているのか確認し、システムやツールの有効活用についても学びましょう。

コンフィグレーションとは

コンフィグレーション(またはコンフィギュレーション)とは、「設定」の意味です。

ITにおけるコンフィグレーションというと、PC、サーバー、OSやソフトウェアの設定全般を指します。また、それらの設定をまとめたファイルを「コンフィグファイル」、略して「コンフィグ」と呼んだり、多数の機器の設定情報を統合管理できるシステムを「コンフィグ管理システム」と呼んだりします。このシステムを利用すると、ファイルを自動収集して変更履歴を効率的に管理できるほか、管理者の負担軽減や人為的ミスが発生した際のリカバリーに効果が期待できます。

コンフィグレーションファイルの概要

コンフィグレーションファイル

コンフィグレーションファイルには3つの種類があります。以下にそれぞれの概要を説明します。

1.スタートアップ

装置の立ち上げ時に用いるファイルです。電源を入れた際にメモリ上に読み出され、運用を開始します。誤操作によるファイルの破壊を防ぐために、直接編集・更新することはできません。いったんメモリ上に読み出されたコンフィグレーションを編集し、保存することでファイルの更新が可能です。格納場所は/config/system.cnfです。

2.一時保存

運用中にコンフィグレーションを変更し、メディアコンバータに格納した場合、編集前のスタートアップが一時的に保存されるファイルです。

一時保存は一世代分のみのため、複数のデータを残したい場合は、次に説明するバックアップとして保存する必要があります。スタートアップ同様、直接ファイルを編集することはできません。格納場所は/config.cache/cache.cnfです。

3.バックアップ

スタートアップや稼働中のデータのバックアップ、もしくはネットワーク変更に備えた編集用として使用するファイルです。バックアップを編集しても運用データには反映されません。また、メディアコンバータに容量があれば、複数のファイルを作成できます。

コンフィグ管理システムのメリット

コンフィグレーションファイル

コンフィグ管理ツールを利用すると、パソコン1台ずつに個別に設定を行う必要がなくなり、設定を一元管理できます。一元管理すると、「負担軽減」・「コンプライアンス強化」・「人為的ミス削減」という以下のようなメリットが得られます。

管理者の負担軽減

設定の一括変更ができると、個別に設定を行うよりも大幅に管理工数を削減できます。さらに、バックアップを取ることで、トラブル発生時に代替機の設定を簡略化できることもポイントです。

コンプライアンス強化

誰が・いつ・何の設定を変更したか記録が残せるため、運用ポリシーに反するような不正な変更が加えられればすぐに分かります。社内のネットワーク環境が守られるため、従業員も安心感を持ってネットワークを利用できます。

人的ミスの削減

各種設定作業は、全体的に作業項目が多いため、人為的ミスが発生する可能性が高いといえます。

コンフィグ管理ツールを利用すれば、設定変更に伴う作業項目の削減や、ミスの減少につながります。また、設定変更の履歴が残せるので、万が一ミスがあってもすぐにさかのぼって確認できます。

コンフィグ管理システムで担当者の業務を削減しよう

コンフィグレーションの基礎と、コンフィグ管理システムについて解説してきました。コンフィグ管理システムが気になった方は、まずは会社に何台のパソコンが設置されているか確認してみましょう。ワンフロアに何十台もあり、なおかつ、別のフロアでもパソコンを使用しているという状況であれば、コンフィグ管理ツールの導入をおすすめします。ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか?

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