PROBLEM 将来に向けた人手不足への対応、継続して安定運用出来るシステム更新

必要な機能の先取りで人手不足を見越したシステムを構築

美津島町漁業協同組合

COMPANY INFORMATION

美津島町漁業協同組合様

  • 業種 漁協
  • 部門・業務 販売管理

美津島町漁業協同組合は1998年に長崎県対馬市美津島町周辺地区にあった4つの漁業協同組合が合併して発足、その後さらに1つの漁業協同組合を加え、現在5市町に本所と支所を持つ。
発足当初での導入から、20年にわたって「漁協経済システム」を利用し続けており、このたび4回目のシステム更新に至った。
その経緯と、これまでの導入効果、今後の展望などについて話を伺いました。

導入による効果

  • 継続的な対応で安定運用

    長期運用を踏まえたシステム設計で、継続的できめ細かなサポート体制を実現。

  • データ連携で効率化

    データ連携できる機器が増え、システムへの手入力が必要だった処理を自動化。

  • 将来の人員不足に対応

    今後予想される職員の人員不足を見越して、入力作業の自動化を促進。

INTERVIEWインタビュー

将来に向けた課題は人手不足への対応

 漁業協同組合(漁協)の事業内容は、多岐にわたっている。主な事業は、漁業者が水揚げしてきた魚を荷受けして市場に出荷し、売り上げを精算する委託販売事業、漁業者が必要とする資材や船舶用燃料から生活必需品までを、一括購入して供給する購買事業である。それ以外にも、鮮魚出荷に利用する氷を供給する製氷事業、養殖飼料の保管や供給を行なう冷販事業、保管事業など様々な事業が行なわれている。

 このように漁協が担う様々な事業のうち、委託販売事業と購買事業を管理するために、美津島町漁協では1998年の発足当初からDAiKOが漁協向けに開発した「漁協経済システム」を導入して活用している。これは漁協が漁業者と市場を繋ぐための販売・購買の業務支援システムで、水揚げされた魚の荷受けやセリをはじめ、セリからの代金の受領および組合員への精算(水揚げ代金−手数料)、水揚げされた魚の漁獲量の管理、自治体への報告などの販売業務と、漁に必要な漁具、出荷に必要な箱や氷の販売などの購買業務を管理する。

 システム更新の都度、レベルアップしているが、2018年には前回の更新から6年が経過したことでハードウェアの耐用年数を超えてしまっていた。さらにソフトウェアに関してもクライアントOSであるWindows7の延長サポートの終了期限が2020年1月に迫ってきているため、4回目の更新を行なうことになった。

 今回のシステム更新の課題は、平成から令和への改元に伴う処理と、消費税の軽減税率制度への対応などもあったが、これまでよりもさらに作業効率を上げていきたいという意向が強かった。

 漁協の日常業務に加えて、「漁協経済システム」の運用・管理にも関わる、美津島町漁業協同組合 尾崎支所 支所長の 田口功二氏は、今回のシステム更新のポイントについてこう語る。

 「将来的には、漁業者も高齢化で減少していくことは明らかです。そうなれば、漁協職員数も減っていくでしょう。少ない職員でも業務に対応できるように、今後はシステムを入れ替えるごとに自動化できる処理を増やすなどして、作業効率を上げていきたいと考えています」

美津島町漁協ではイカ釣り漁業やマグロ養殖業が盛んに行なわれている。

システム更新に求めたのは継続した安定運用

 今回の更新では、従来のシステムを単に入れ替えるだけでなく、より効率化するとともに、日頃パソコンに触れることがない職員でも迷わずに使えるシステムを目指した。そのためには、継続的にシステムの導入や構築に関われるITベンダーからのサポートが重要になる。

 実は、2012年に実施した前回のシステム更新の際には、DAiKO以外に他のITベンダーにも声をかけ、提案内容を比較検討のうえITベンダーを決めた。最終的にDAiKOへの発注が決まったが、その経緯について田口氏は、「新規参入の業者だと一からのシステム構築となり、今は問題なく動いているのに、更新したことで新たなトラブルが生じてしまう可能性もあります。そういったリスクを避け、安定した運用を継続するためにも、DAiKOに依頼すれば、まちがいないという安心感がありました」と振り返る。

 このような理由から、今回のシステム更新では美津島町漁協には最初からDAiKO以外の選択肢はなく、他社に声をかけることもなかった。

 「DAiKOには初期導入時から様々な要望を聞いていただき、われわれが求めているシステムの将来像を一緒に描いていけると感じています。現時点でのシステム更新では対応できなくても、さらに5、6年後の次のシステム更新時には対応してほしいという要望にも応えて頂ける。そうやって、痒いところに手が届くシステム開発を、継続してお願いできる関係を築いていきたいと思っています」(田口氏)

今後必要になる機能も取り込み将来のシステム像を描く

 現在、購買事業に関しては各支所でも人力処理を行なっているが、販売事業に関する入力処理は、本所を中心に行なっている。

 「漁協職員が減っていけば、現在本所で行なっている販売事業の入力処理も、各支所で行なわざるを得ないと思っています。そこで、今回のシステム更新時に、販売事業の入力を含めたほとんどの処理が、本所でも支所でも行なえるシステムにしてもらいました。このように、DAiKOならば、今は必要がなくても先々必要になると思われるシステム変更にも、柔軟に対応してもらえます。これによって、将来予測される人手不足という課題にも、早い段階で対策を取っておけそうです」(田口氏)

 今回のシステム更新によって、データ連携が可能な外部機器も増えた。釣り上げた魚を保存する際に使われる製氷機や、船舶用の給油機、生活必需品の購入を管理するPOSなどからの売上データが直接システムに取り込まれるので、煩雑だった購買業務が効率化された。

 「現在、様々な業者に対して、データによる購買連携の取り組みへの協力を要請している最中です。特に、請求書などが郵送で送られてくると、本土と比べて時間がかかります。これらが改善されるだけでも、漁協の仕事は大きく効率化されます」(田口氏)

 一方、今後の課題については、離島ならではの悩みもある。美津島町漁協が立地する対馬は、九州本土より約132キロ離れているためNTTの光回線も引かれておらず、WAN(Wide Area Network)の速度はADSL並みだ。

 「セキュリティやシステム障害時の対応を考えれば、クラウドも積極的に活用したいと思っています。ただ、現時点の回線速度では限定的な使い方しかできません。まずはできることから始め、5Gなどのインフラ整備を待ってから、本格対応を進めたいと思っています」(田口氏)

 将来の漁協のあり方を見据え、その変化とともにシステムもまた成長していく。これまでもそしてこれからも、「漁協経済システム」が美津島町漁協の業務を、しっかりと支え続けていく。

美津島町漁業協同組合 尾崎支所 支所長 田口功二氏

DAiKOの想い

できることは積極的に取り込み、システムの将来像をともに描きたい

沖田和郎

九州支店 長崎営業所

美津島町漁業協同組合様とは、オフコンによるシステム導入から始まり、40年近いお付き合いになります。
これまでに築き上げた信頼関係をさらに深め、将来に向けたシステム設計も積極的に支援させていただきたいと思っています。

企業情報

美津島町漁業協同組合
組合名 美津島町漁業協同組合
組織概要 1998(平成10)年、発足。水揚げした魚の委託販売事業など、漁業者に対する様々な支援を行なう。
水産業活性化の施策「浜の活力再生プラン」の一環として、養殖マグロ「トロの華」のブランド化を推進中。
住所 長崎県対馬市美津島町久須保711-10

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