ソーシャルメディアサイネージ導入事例|BAYCREW’S GROUP(ベイクルーズグループ)さま

導入事例|BAYCREW’S GROUP(ベイクルーズグループ)さま

店舗設置型サイネージにSNSコンテンツや商品データを表示

ベイクルーズグループでは、2019年11月にオープンしたLe Dome EDIFICE et IENA 渋谷スクランブルスクエア店にソーシャルメディアサイネージを導入。店舗内に展示していないアイテムでも検索して特長やイメージを確認できるようにしている。さらにSNSを表示して一般消費者が投稿した商品写真や動画、投稿コメントを表示することで、購買意欲を引き出す仕掛けづくりにもチャレンジしている。

SNSの情報を積極的に活用した同店で何がおこっているのか。店舗づくりに携わった担当者に話を伺った。

システム導入による効果

1.運用に関わる負荷の低減

  • 店舗スタッフ自身が店舗にいながらタブレットを活用して情報発信が可能に
  • SNSプラットフォームを利用した簡単な操作でリアルタイムに情報を公開

2.商品訴求力の向上

  • これまで実商品やポスターなどで見ていた商品が、詳細情報付きでサイネージで視聴
  • 店舗スタッフがSNSを更新することで、お客様とコミュニケーションの質・量アップ

※Le Dome EDIFICE et IENA 渋谷スクランブルスクエア店での活用イメージ

導入の背景

■ブランドデザイナーも求めた表示機能

渋谷スクランブルスクエアに出店を決めたベイクルーズグループでは、渋谷地区をけん引する店舗を目指して新しい仕掛けづくりを検討していた。これまで店舗では、商品ディスプレイやポスター掲示、店舗スタッフによる接客などでファッション衣料を販売していた。しかし多ブランド化により商品点数が増加するにつれ、店舗に置ける商品点数が限られること、また、ファッションの流行ごとに店舗ディスプレイを変更する手間が課題となっていた。

スマートフォンによる決済やデジタルサイネージなど、情報機器を活用した店舗運営が普及している昨今、競合店舗を超えるデジタル機器活用が急務となっていた。そのような折り、2019年5月に大興電子通信が主催するリテールセミナーに参加し、講演された最新のデジタルサイネージツールを活用して集客・売り上げの効果を上げたお客様事例が大きなヒントとなった。また展示してあったサイネージシステムに興味を惹かれたという。

新たに開店する渋谷スクランブルスクエア店は、店舗の坪面積の関係ですべてのブランドが展示できないことが予想されていた。レディースブランドが多数を占める同店では、メンズブランドの商品展示の場所が少ないうえ、セグメント化された商品の展示が多くなる見込みだった。その対策として、エントランスにサイネージシステムを置き、実商品を展示しなくてもお客様が気に入った商品を検索し視覚化できるのではと考えたのだ。また、ブランドデザイナー側でも自らのセンスでサイネージに表示するコンテンツを作成し多くのお客様に商品を見てもらい、また置いていない商品を見てもらえる機会を求めていた。

これらの機能を実現できる大興電子通信が提案するソーシャルメディアサイネージを採用し、開店までの時間が限られる中、共同して導入作業が始まった。

導入効果

■お客様の滞在時間が長くなるとともに販売機会が増加

ソーシャルメディアサイネージの導入にあたって、大興電子通信では店舗スタッフへの操作説明会を行った。タッチパネルを使用するインターフェースは直感的でわかりやすく、デジタル機器の使用に慣れている店舗スタッフは、すぐに使いこなせるようになった。そのため、説明会も2回開催しただけで済み、店舗開店の準備作業にも影響なく導入することができた。

運用を開始するとその効果はすぐに現れはじめた。店舗スタッフがサイネージを前に接客する姿が増え、商品の取り寄せが増えるとともに、別の商品もあわせて推奨できるようになった。その効果について渋谷スクランブルスクエア店 店長の小林氏は「大きな画面を活用してサイネージ画面の前で接客できるようになりました。画面を見ながらお客様に会ったサイズや色、組み合わせを提案しますので、お客様の滞在時間も長くなり、より多くの商品を購入いただけるようになりました」と語る。

また、今までポスターでディスプレイしていた商品をサイネージに表示することで、他ブランド商品と組み合わせや店舗に置いていない商品を表示できるほか、動画による商品訴求で販売機会が大幅に増加したという。店舗スタッフがリアルタイムに変更できるのも大きな魅力だ。「いままでは店舗面積の関係で売れ筋商品やセグメント化された商品しか棚に置くことができませんでした。このシステムの導入により、お客様が欲しい商品だけでなく他店舗のブランド商品やSNSで話題の商品も取り寄せることができ、販売機会が増加しました」とベイクルーズグループ Le Dome Promotion Section 宮本氏は効果の大きさを語る。

2019年11月の本稼働以来、お客様とのコミュニケーションを増やし、新たな顧客満足度を高める施策は軌道にのっているようだ。現在ではさらなる活用方法を視野にいれ、大興電子通信と企画・打ち合わせを進めている。

今後の展望

■新店舗への展開とグループ全体のシステム基盤に

店舗での商品訴求を実現した同店の次の施策はSNSの効果的な運用だ。SNSに投稿されている商品の評価を見ることで購入の動機付けになるのでは、と考えている。また、一方通行の発信となっているキャンペーンや新商品情報を、双方向での情報共有やブランドを知らないユーザ層への拡散も狙っている。

ほかにもQRコードで商品情報をお客様のスマートフォンにダウンロードすることや、コンバージョンから店舗スタッフの販売実績管理への活用も考えているという。「今後は系列店での活用が広がるでしょう。そうなれば店舗ごとに様々な使い方がうまれ、その情報を共有できれば一層の有効活用ができそうです」(小林店長)。今後、更なる活用方法の拡大と新たなベイクルーズグループ店舗での展開の期待が高まっている。

お客さま情報

新しい店舗づくりにチャレンジ

「創造を愉しみ、人生を楽しもう!-Joy for Creation! Joy for life!」を行動理念に掲げるベイクルーズグループ。1977年に渋谷区で創業以来、レディース・メンズのトータルファッションの企画・製造・販売・直営店の運営のほか、飲食店の運営、インターネット通販サイトの運営、及び家具の販売、フィットネス事業の運営など、幅広い業種で店舗を展開している。

担当営業の声

大興電子通信株式会社
流通ビジネス本部 リテール営業部
志村 良太

この度はソーシャルメディアサイネージをご採用いただきました。渋谷スクランブルスクエア店では開店までの時間が短い中でお客様と一丸となって準備を進めさせていただきました。店舗スタッフの皆様からもご協力いただけたことが予定通りの稼働に繋がりましたこと、大変感謝いたしております。
今後もお客様の経営パートナーとして、ビジネス拡大に引き続き貢献してまいります。

 

登録商標について
本文中に記載の製品名、会社名は各社の商標または登録商標です

ソーシャルメディアサイネージ導入事例|BAYCREW’S GROUP(ベイクルーズグループ)さま

CONTACT

ソーシャルメディアサイネージ導入事例|BAYCREW’S GROUP(ベイクルーズグループ)さまについてのお問い合わせはこちらから。

お問い合わせ

ソーシャルメディアサイネージ導入事例|BAYCREW’S GROUP(ベイクルーズグループ)さま