生産管理

設計を大幅に効率化する「モジュール化」とは?効率化のカギは部品表を中心とした情報の一元管理

設計を大幅に効率化する「モジュール化」とは 効率化のカギは部品表を中心とした情報の一元管理

個別受注生産の現場に求められ続けている効率化や生産性向上。その一手として考えられているのが、設計の効率化を実現する「モジュール化」です。では、その実現の鍵となる「部品表中心のモノづくり」は、従来型のものづくりのアプローチとは何が違い、どのような効果を発揮するのでしょうか。

本記事では、その概要と具体的なポイントをご紹介します。

設計の「モジュール化」とは

個別受注生産の最大の特徴は、顧客の要求を実現するために毎回仕様の異なる図面を作成することにあります。多様な顧客ニーズを満たす上では、このプロセスをいかに効率的に進めるかが鍵となります。

たとえば、さまざまな機能単位から成り立っている装置・機械をつくる場合、一部機能が流用可能であっても、装置全体では別図面を作成しなければならないケースが存在します。少しでも流用できない機能がある場合、各部位の影響を配慮しなければならないためです。このような非効率を軽減・解消するためにも、装置全体の図面を機能単位に分割し、流用しやすい状態にしておくことが求められます。そのためのアプローチが「設計のモジュール化」です。

モジュール化したものは汎用的に扱うことが前提になるため、原則として、追加で特殊仕様は発生しないことが必要です。特殊仕様を追加する場合、ベースとなるモジュールの基本型に影響を与える恐れがあるため、結果として新たに図面を作成することになってしまうためです。

こうしたモジュール化のメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

設計の「モジュール化」のメリット

1つ目のメリットは、案件化から受注に至るまでの仕様確認、および見積積算、設計・出図といった設計業務全体の工数削減につながることです。間接業務を減らすことにより、次工程にもスムーズに進み、業務のスピードアップにも寄与します。

2つ目のメリットは、図面の再利用率が上がることで、品質の安定化・向上が望めることです。さらに、計画的な生産を進められるようになり、リードタイム短縮も期待できるでしょう。

これらのメリットにより、最終的にはQCD向上による製品競争力強化につながります。自社に合った形でモジュール化を進めることで、企業全体の利幅を増やすことになるわけです。

では、モジュール化を進めるためには、具体的にどのような視点が必要なのでしょうか。

設計の「モジュール化」に必要なこと

モジュール化を進めるための大前提として、次の2点が求められます。

1.部品の共通化

まず、設計をモジュール化するためには、部品が共通化されている必要があります。そして、各部品を汎用的に活用できるようにするためにも、登録コードや型式、規格番号、メーカー名などの情報を一元的に管理することが重要です。

2.流用可能な設計の蓄積

続いて、各機能のモジュールを流用できるように、設計情報を蓄積することが求められます。ここで着目すべきは、各人の端末に保管されているナレッジや関連資料です。これらを部門内外で共有できるようになれば、保管している過去の情報を横断的に検索することで、類似の図面の流用やノウハウの継承が容易になるのです。

そして、こうした取り組みを進める上で最重要になることが、部品表(BOM)を中心としたモノづくりの実現です。

部品表を中心とした情報の一元管理で「設計のモジュール化」推進

部品表(BOM)を一元管理して各部門で活用できるようになれば、情報の滞りがなくなり一気通貫の管理が実現します。モジュール部品の共通化に加えて、流用可能な設計などのナレッジの蓄積、部品情報の一元化を進めることで、設計のモジュール化を形にすることができます。

大興電子通信が提供する生産管理システム 「rBOM」は、「部品表中心のモノづくり」 を行うことで、今回ご紹介した設計のモジュール化を実現するシステムです。「図面中心のモノづくり」を「部品表中心」へとシフトすることで、資材、部品の発注・管理、製造計画の立案を行う中で課題とされてきた非効率な業務を解消。仕様決定プロセスのスムーズ化や、設計情報の非属人化による品質安定に寄与します。

また、ベテランの知識・情報を一元管理することで「ナレッジデータベース」を構築し、技術継承にも貢献します。個別受注業務に特化し、国内統合BOM導入実績ナンバーワンだからこそ実現できる「部品表中心のモノづくり」。設計の大幅な効率化をお考えの企業さまは、一度導入をご検討されてみてください。


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