生産管理

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個別受注生産の納期管理課題とは?納期遅れの原因や改善方法を解説

製造業

個別受注生産の納期遅れの原因は「情報共有の遅れ」にある

納期遅れにつながる最も大きな要因は、「情報共有の遅れ」です。 しかし、ここには個別受注生産という生産形態ならではの悩みがあるかと思います。 具体的には、次の3つのようなケースです。

仕様変更が急に伝えられる

営業部門が、顧客からもらった仕様変更の依頼をすぐに共有せずに溜めてしまっていたり、情報共有が漏れてしまったりすると、後々急な仕様変更が伝えられて設計部門・製造部門・資材部門などは対応に追われることになります。
カスタムオーダーで案件毎に設計を行っている個別受注生産では、こうした突然の仕様変更の発生は仕方ありません。見込み生産の工場以上に、早めはやめの情報共有を行うことが非常に重要となってきます。

変更図面が伝達されるのが遅い

また、カスタムオーダーで毎回イチから設計を行っているからこそ、「設計した部品を実際に試作してみたら、強度等の設計品質に問題が見つかった」というケースも起こってしまいます。
ここで変更された図面データが他部門へ速やかに共有されなければ、さらなるスケジュール遅延のリスクが高まります。

新規案件が急に入るため、スケジュールが引けない

見込み生産と異なり、先々の案件スケジュールを把握することが難しい個別受注生産では、正式な受注が決まって案件が伝達されるまでスケジュールを引きにくく、急ピッチで稼働開始することも珍しくないでしょう。
それにもかかわらず、顧客から短納期を要求されるケースもあったりと、もともと納期まで余裕がない案件もあります。現場としては、ある程度受注見込みが高い案件であれば、事前にスケジュールやリソースを確保しておきたいことでしょう。

最新情報をリアルタイム管理するプラットフォームが必要

こうした情報を漏れなく・迅速に・全ての部門へ伝えるためには、アナログな管理だけでは到底無理なレベルであると言わざるを得ません。解決策として、ICTのチカラを借りて最新情報にどの部門からでもリアルタイムにアクセスできる環境を構築する方法があります。

設計変更、手配進捗、原価進捗など、部門間でリアルタイムな情報共有ができる仕組みが構築できると、受注から出荷までの情報が見える化されて上記のような問題が解決するため、リードタイムの短縮を図ることできます。

ICT導入で個別受注生産の生産管理を始める際のポイント

最新情報が部門間でリアルタイムに共有されている状態は理想的ではありますが、この仕組みを採用するためには、ICTを導入するだけでなく、各部門がシステムを使いこなせるように運用対策を整える必要が出てきます。
ICTを導入するにあたり、注意すべきポイントは主に以下4点です。

システムの使用方法を教育する

新しいシステムを導入しても、各部門でそれを使えなければ意味がありません。
導入を進めるうえで中核となるであろう「生産管理部門」や「システム部門」などが中心となって、ICTの提供元企業と連携しながらシステムの使用方法を周知していく必要があります。

システムの利用文化を定着させる

また、新たなシステムやツールを導入した際、非常によく起こる失敗が「利用文化が定着しなかった」というものです。きっとこれまで、それぞれの部門でも他のシステムやExcel、手書きの書類など、各々に運用してきた管理方法があることでしょう。
いくら便利になるとはいえ、ICTを使用した管理への移行について充分な理解が得られていなかったり、慣れ親しんだ管理方法から乗り換えること自体に面倒さを感じてしまう従業員もおそらく多いはずです。

解決策としては、システム選定のときから各部門の現場の意見・要望を聞いておいたり、ICTでの管理に乗り換えることで、一体どのようなメリットが得られるのかをきちんと説明したりといった取り組みが大切です。

連絡手段 / 共有ツールを徹底して一元化する

せっかくICTを導入しても、連絡手段や情報共有ツールが分散してしまっては、伝達漏れの発生・情報検索性の低下などの問題が生じてしまいます。
導入を行うからには、中途半端に利用するのではなく、全従業員が徹底して一元化するように周知・徹底する必要があります。

段階的に導入を進める

盲点となりがちですが、いっきにシステムを入れ替えてしまうと、新しいシステムに慣れるまでのあいだ使用方法がわからなくて困ったり、あるいはどこか不具合があった場合にすぐに対処できず、稼働停止などの大きなトラブルになったりしかねません。
工場では複数のシステムが同時に稼働していることもしばしばあります。まずは、段階的に導入を進められるシステムを選定するようにしましょう。

リアルタイムに最新情報にアクセスできる「統合型管理システム」

以上の点に注意しながら、ICT導入によって情報のリアルタイム・一元管理を行うことが個別受注生産の納期遅れの問題解消に役立ちます。
こうした仕組みを採用すれば、納期遅れの問題だけでなく、各部門が抱えているさまざまな業務課題も解決可能です。

詳細については、個別受注生産の形態に特化した情報の統合型管理システム「rBOM」の製品紹介ページでも詳しくご説明しております。


BOMの統合により情報共有をシームレス化。
リアルタイムな進捗・原価把握を実現する生産管理システム「rBOM」については、下記よりご覧いただけます。

カタログ 製品の詳細


 

田幸 義則
この記事を監修した人
入社後15年間、長野支店にてシステムエンジニアとして活動。
運送業、倉庫業のお客さまを中心に担当し、業務システム構築からインフラ環境構築等の経験を積む。
その後、製造業のお客さまも担当し、rBOM導入のプロジェクトにも関わるように。
16年目に現部門に異動し、rBOM全国支援の担当者となる。
現在はrBOMだけではなく、製造業全般のソリューション提案を手掛けている。
料理が趣味、これからお菓子作りにも挑戦しようか迷っている。
大興電子通信株式会社
ビジネスクエスト本部
インダストリー推進部
田幸 義則
【事例で学ぶDX】BOMを統合して経営を強化、コストダウンへ

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