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働く人が主役のDAiKO、未来を見据えたオフィスへリニューアル!

2019年7月から1年がかりで、本社オフィスのリニューアルが行なわれた。役職席や役員室を撤廃し働く場所を選べるワークスタイルABW(Activity Based Working)を導入。さらに各所にアイデアを盛り込んだ。

「社員が安心して働けることが、お客さまの満足にもつながる」というDAiKOの理念を形にすると、果たしてどうなるのか。担当のコーポレート本部・間渕剛志副本部長に話を聞いた。

リニューアルポイント1|ABW導入で働く場を自在に選べる

仕事に合わせて働く場所を社員が選ぶActivity Based Workingを導入。フリーアドレスで2タイプの個席や、部署を超えて集まりやすい共創スペースなどバラエティ豊かに揃えた。

働く場を仕事内容や参加人数で自由に選択できる。「ベストな居場所で高いパフォーマンスの発揮を狙います」

見晴らしのいい「窓際集中席」(左)は、社外パートナーや支店社員も利用可能。より集中したいときは「集中ブース」(右) へ。タイマーが設置され、利用は1時間に限られる。

リニューアルポイント2|閉鎖的な会議から誰もが見えるオープンな場

閉鎖しがちな会議をオープンなものにしたい。その思いを形にした集いの場「コミュニケーションエリア」を中央に設置。打ち合わせ中に通りがかった者が情報共有したり、会議のやりとりも、よりフラットに行うことが期待できる。

「想定外の人の参加で、思いがけないアイデアも生まれるかもしれません」

会議室はガラス張りで明るくオープン。グループウェアと連携し、予約管理や使用状況をオンラインで管理できる会議室予約ユニットを導入した。入口の専用端末「EVOKO」(下中)で一目で確認できる。

室内にはタッチコントローラーを操作するだけですぐにweb会議を始めることができる「ロジクールTAPルームソリューション」(下右)を設置。

また大フロアの中に少人数の「1on1」ミーティング用個室も用意した。

リニューアルポイント3|息抜きができる心地よい空間を新設

『社員を大切にする』という弊社 松山晃一郎の理念を体現した空間ができた。

リフレッシュエリアは広いスペースにボックス席やカウンターを配置、ランチや小さな息抜きの場に利用できる。懇親会や送別会も可能なフリースペースで、大きなモニターがあり支店間をつなぐイベントも可能だ。

ゆったりとしたファミレス席、打ち合わせにも適した明るい窓際ベンチ・デスク席など様々なタイプの席を新設。

役員室をなくして作った「リフレッシュエリア」には、カフェのようなカウンターも。社員からは「気軽にコミュニケーションできる場が増えた」と好評。

リニューアルポイント4|あらゆるムダを省くペーパーレスの徹底

作成・印刷の手間や保管スペースなどムダの温床となる書類は排除を徹底した。会議もすべてペーパーレスになり、現在は必要最低限の書類が保管倉庫にあるのみ。書類の廃棄に厳しい選択と作業を迫られた社員もいるが、結果としては「やればできる」。

すっきりスマートなオフィスに。

リニューアルポイント5|コミュニケーションの活性化を現場動線でも促す

オフィス全体のコミュニケーションを活性化するために、机の配置の動線をジグザグにするウインドミル型レイアウトを採用。多くの人と目が合い、すれ違う。自然と会話が生まれる。

「営業がパッとSEと話してパッと上司に決裁をもらう。そんな動きやすさも狙います」

壁をなくしたジグザグの動線で、互いの様子を感じ取れる。会話も生まれやすくコミュニケーションの活性化を狙うことができる。また、静かなクラッシックやBGMなど、リラックス効果や集中力を高める効果があるといわれる音楽が流れる。

リニューアルポイント6|組織の形は流動的。未来を見据えた柔軟性

10年先を見据えたファシリティマネジメント。これがリニューアルの大前提だった。

M&A、職種の変化、部署ごとの人員増減、あらゆる変化に対応できる柔軟性のあるオフィスへ。それはハード面だけでなくソフト面の運用も含めてフレキシビリティの高い施設にするということだ。

「完成形ではなく、改良、改革は続行中です」

打ち合わせや会議に使ったり、気軽に集まったり。フラットなコミュニケーションを促進し、開かれた場を作る。ここでは資料を投影するプロジェクターとホワイトボードを一体化したインタラクティブプロジェクターを設置。

「投写」「書き込み」「保存」「共有」機能で会議や研修を活性化。2020年は新入社員の配属式も行なった。

本社のある神楽坂をイメージし、竹や木を使った和風モダンなデザインで、地域社会とともにあるDAiKOを表現。

入り口には新型コロナウイルス対策に、体温測定と顔認証が迅速に行なえるAI温度検知システム「SenseThunder Mini」、SNSやGoogle Driveとの連携により動画や画像を表示できるSNSサイネージ(デジタル掲示板)を設置した。

「社員が安心して働き、お客さまの満足を高め、社会にも貢献する」 理念を形にしたオフィスが始動

新型コロナウイルス感染症の発生で想定以上にWEB会議が進み、「音の問題」が課題になるなどアフターコロナを踏まえた働き方の最適解は見えないが、付加価値創造の源泉となるオフィスの改善に引き続き取り組んでいく。

本記事はD’sTALK Vol.50の掲載コンテンツです。
その他の掲載コンテンツは下記のページからご覧ください。
https://www.daikodenshi.jp/daiko-plus/ds-talk/vol-50/


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