生産管理

製造業におけるムリ・ムダのない生産計画の立て方・運用方法とは?

製造業に求められる“製造業におけるムリ・ムダのない生産計画の立て方・運用方法とは?

製造業において効率的に製品を生産・販売していくためにも生産計画は非常に重要です。

本記事では、生産計画の立て方や運用方法についてご紹介します。

生産計画を立てる際に起こりうるリスク

製造業にとって、生産計画は生産を効率的に進めていくためにも不可欠です。しかし、業務を効率化し精度も高い生産計画を立案することは簡単ではありません。適切な生産計画を立てるためにも、立案する際のリスクについて把握しておくことが重要です。

ここでは生産計画を立てる際に起こりうる2つのリスクについてご紹介します。

適切な資材調達が出来ず、在庫に過不足が生じる

生産計画を立てる際に起こりうるリスクの1つは、在庫に過不足が生じてしまうことです。

例えば、無理のある販売計画を立ててしまうと、在庫過多に陥ってしまいます。また、低く見積もりすぎてしまった際には在庫が不足してしまい、お客さまへの納品に支障をきたしてしまう可能性もあります。

こういった在庫の過不足を無くすためにも、綿密な生産計画を立てる必要があります。

スケジュールにムリ・ムダが生じる

リスクの2つ目はスケジュールにムリ・ムダが生じてしまうことです。

スケジュールが共有されておらず、工場の生産能力を上回る受注を受けてしまうと、結果納期に間に合わなくなってしまいます。

また、余裕を持たせすぎた標準工程を持っていた場合は、工場のリソースが余ってしまう可能性があります。

生産計画の立て方・ポイント

ムリ・ムダのない生産計画を立てるためには、計画に対する進捗管理を徹底していく必要があります。

ここではそれぞれのポイントについて紹介します。

過去の実績から傾向分析、需要予測を立てる

精度の高い生産計画を立てるためには、実績に基づいた標準工程を組み立てる必要があります。ここでは、「時系列データを基にした予測」「横断面データを基にした予測」の2つの分析手法について紹介していきます。

1.過去のデータにもとづいて分析し予測する

1つ目は過去のデータにもとづいて分析し予測する方法です。過去の類似する生産工程をもとに、これからのスケジュールを立てることで大きなブレのない計画が作成できます。ただし、過去と同じ実績となるとは限らないので、この方法ではブレが出る可能性があります。

2.標準工程のデータをもとにした予測する

2つ目は標準工程のデータをもとにした予測する方法です。標準の作業時間などを算出し、平均値化したものを使うために誰が立てても同じ計画を立てることができます。ただし、標準値化するためには過去の実績からそれぞれの工程の作業負荷を算出する必要があります。

図やガントチャートを使用する

多くのプロジェクトと並行で動いている場合、負荷管理や進捗を管理することは容易ではありません。

複数のプロジェクトを並列で管理するためには、ガントチャートを活用することでプロジェクト完了までの各タスクを可視化し、効率よく進捗管理を進めることが重要なポイントです。

生産計画の運用をスムーズにする工夫

ムリの無い生産計画を立案した後に重要となってくるのはその運用です。

ここでは、運用をスムーズにする方法について解説します。

MESを活用する

進捗管理や部品在庫の把握など、生産計画通りに進めるためには多くの情報を管理していく必要があります。こういった管理を効率化するためのシステムが「MES」です。

ガントチャートやスケジューラー、工程内実績登録など、IoTを活用することで容易に実現することができます。MESはヒト・モノ・全体を管理できる11の機能があり、これらの機能を活用することでスムーズな生産計画の運用を実現できる可能性が高まります

工場内サイネージを活用する

生産目標や進捗情報、伝達事項の共有などを効率的に行いたい場合には、工場内サイネージの活用がおすすめです。

リアルタイムに工程の前後の情報が見られたり、やるべき作業に気づけたりすることが重要です。

コミュニケーションツールを見直す

情報伝達の遅延やコミュニケーションエラーが起きると、作業ミスやスケジュールの遅延などにつながってしまいます。グループウェアの活用に加え、社内SNSやチャットなどのメッセージツールといった身近なコミュニケーションツールも視野に入れると、より高度な業務運用が可能になります。

計画通りに生産できるよう、生産管理を徹底しよう!

これまで紹介したポイントを押さえ、ムリ・ムダの無い生産計画を立案しても、想定外の事態に見舞われてしまうことが多いです。

全体の納期をしっかり守り、生産計画にもムリ・ムダがないよう都度調整をかけるためには、いま各工程・部署でなにがおこなわれているのかを、リアルタイムに・正確に把握できている状態が必要です。

当社では、このような環境を整えるための生産管理システムをはじめ、各種ソリューションをご提案可能です。製造現場の課題やお悩みを抱えているお客様は、ぜひ一度ご相談ください。


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田幸 義則
この記事を監修した人
入社後15年間、長野支店にてシステムエンジニアとして活動。
運送業、倉庫業のお客さまを中心に担当し、業務システム構築からインフラ環境構築等の経験を積む。
その後、製造業のお客さまも担当し、rBOM導入のプロジェクトにも関わるように。
16年目に現部門に異動し、rBOM全国支援の担当者となる。
現在はrBOMだけではなく、製造業全般のソリューション提案を手掛けている。
料理が趣味、これからお菓子作りにも挑戦しようか迷っている。
大興電子通信株式会社
製造ビジネス本部 製造ソリューション部
田幸 義則

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