生産管理

製造業の今後はどうなる?生き残るために取るべき対応とポイントとなる生産管理

製造業の今後はどうなる?生き残るために取るべき対応とポイントとなる生産管理

ニューノーマルと呼ばれる昨今、試練に直面している日本の製造業。2020年春に発行された経産省のレポートでは「製造業の競争力低下」が指摘されており、今後生き残る道としていくつかの条件が提示されています。

ITによる業務効率化や働き方、生産管理の見直しなど、今後対応が求められるポイントと対応策をご紹介します。

製造業の業績動向

まずは、経済産業省製造産業局が2020年6月に発行したレポート「製造業を巡る動向と今後の課題」を見てみましょう。このレポートによると、2020年1~3月期の国内製造業の業績は米中摩擦・天候要因に加え、新型コロナウイルス感染症の影響によって対前年比で悪化していることが述べられています。今後3年間の業績見通しをしても、売上高・営業利益ともに減速傾向が見られています。

参考:製造業を巡る動向と今後の課題 – 経済産業省

こうした状況から生まれているのが、グローバル・サプライチェーンの寸断といった新たな課題です。

製造業の今後とその課題

ニューノーマルの時代の特徴として挙げられるのが、世界の不確実性の高まりです。この状況下でこれまでは安定供給を実現してきた製造工程の弱点が露呈している、といっても過言ではないでしょう。だからこそ、サプライチェーンの再構築や強靭化は各社喫緊の課題となっています。

歴史を振り返ると、1980年代前半、製造各社のサプライチェーンは国内で完結しており、ドメスティックな生産体制が構築されていました。そして、1980年代後半には製造工程のグローバル化が進み、一部工程を人件費が安価な海外の工場に移転するなど、国境をまたぐサプライチェーンが構築されました。しかし、昨今の状況下ではその一部が寸断されると、製造工程自体がストップしてしまう企業も見受けられます。そこで、平時のサプライチェーンが寸断された場合には有事の製造工程に切り替えるなど、不確実性に強い生産体制の構築が望まれています。

さらに国内の製造業では、他国に比べ工場の自動化が遅れているだけでなく、人口減少に伴う人手不足の影響も深刻化しています。こうした状況に対応するためにも、現場のみならず全ての部門が連携して生産性を高めるべく、「抜本的な改革」が必要とされています。

製造業が取るべき対応は?

では今後、具体的にどのような対応が求められるのでしょうか。大きな枠組みとして挙げられるのは、テクノロジーを活用した業務効率化と働き方の見直しです。

①IoT・ITを導入した業務効率化

IoTといったテクノロジーの活用は、一見大企業が向き合うべき課題に思えるかもしれません。しかし、労働力不足に直面する中小企業こそ、その対応が求められています。世界的にも生産工程の自動化を図る「FA機器」を導入することで、低コスト化・品質の安定化を実現することは新たなスタンダードになりつつあります。

こうした自動化・効率化の取り組みを進めることは、有事における製造工程の変更にも寄与します。生産・製造現場のあらゆる情報をデータベース化しておけば、どの原材料・どの工場で起きた出来事がどの製品に影響を及ぼすのか、速やかに把握して対処できるからです。そして、システムで対応できない部分に人間が注力するなど、限られた人的リソースでも効率的な対処が可能になります。

②働き方を見直す

もう一つの対応策が「働き方の見直し」です。工場の中には何十年も前から管理方法が変わっていないことも珍しくないでしょう。表計算ソフトや報告書ベースのコミュニケーションなど、ベテラン従業員に依存せざるを得ない管理を行っている限り、従業員の業務が効率化することはありません。

そして、他社や他業界で働き方改革が進めば進むほど、従業員にとってのワークライフバランスへの配慮は欠かせなくなります。人材の定着が生き残りの必須条件といえる今、働き方の見直しは必要不可欠なのです。では、業務効率化のポイントになるのはどの部分なのでしょうか。その生命線となるのが「生産管理システム」です。

まずは生産管理システムで業務効率化を

大興電子通信が提供する生産管理システム「rBOM」は、IoTやAIなど新たなテクノロジーの導入を見据えた製造業の現場に最適な仕組みです。また、各部門の非効率な業務を解消し、働き方の見直し・改善にも活用することができます。

例えば、rBOMの「リアルタイム統合部品表」を活用すれば、部品の一括管理を実現し、Excel管理からの脱却を実現することも可能。また、入力作業自体を減らすことで、業務負担の軽減、仕様変更による原価ロスの回避も期待できるでしょう。

それぞれの部品がどの製品で使用されているのか速やかに特定できるため、平時から有事のサプライチェーンへの切り替えに伴う影響範囲の把握も容易です。不確実性が高い時代、新たな一手を打ち出したいとお考えの企業さまには、生産管理システムの利活用をお勧めします。


新たな技術の活用や業務効率化に向けた一手に最適な生産管理システム「rBOM」
リアルタイムな進捗・原価把握を実現する生産管理システム「rBOM」については、下記よりご覧いただけます。

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