購買管理

間接材の調達コストを最適化する方法とは?購買のポイント

企業のコストダウンを推進するとき、意外に見落とされている点が多いのが、間接材の扱いです。一見、それほどコストが膨大化していないように見えるケースや、これ以上下げられないように見えるケースでも、視点を変えることで最適化できる可能性があります。

ここでは、間接材のコストを下げるために、最適化のポイントをお伝えします。

間接材の重要性とは?

そもそも間接材とは何かが明確でないと、その重要性を見落としやすくなってしまいます。そこで、まずは間接材の定義を紹介しながら、その重要性に迫ります。

間接材の定義

原材料や部品など直接製品に使われる資材は、「直接材」と呼ばれています。この直接材に対して、製品に使用されていない消耗品や備品が、「間接材」です。間接材は「副資材」と呼ばれることもあります。

製造業では、燃料や工具などが代表的ですが、その他に事務用品など製造に関係しないものも間接材の一種です。

間接材のコスト

間接材の調達では直接材と比べて、管理が難しいことが問題です。直接材は生産スケジュールにあわせて調達の計画を立てられるため、一度に動く金額も把握しやすい傾向があります。そのため、コストダウンの成果も把握しやすい資材です。

その一方で、間接材は種類や用途が多岐に渡るため、コストの全体像・重要性が認識されづらい傾向があります。これは必要になった時点でその都度、発注をかけ調達することが多いため計画が立てにくく、1回ごとの支出金額も小さくなりやすいことが原因です。

しかし、1回の調達では小さな支出・作業量でも、積み重なれば大きなコストになります。言い換えれば、間接材の扱いを見直すことで、大幅なコストダウンが見込めます。

間接材のコストを下げるポイント

間接材のコストを下げるために、4つのポイントに注目していきましょう。

1.見える化する

まずは、社内全体で間接材の購入で使用している支出や、在庫の取り扱い状況について把握する必要があります。見通しが悪いままでは、不要な調達による在庫の発生や、必要なときまでに届かずに業務の能率を下げてしまうなどといった弊害を防ぐためです。

また、コストを最適化するためには、間接材の発注にかかる作業コストも正確に把握しなければなりません。請求や発注にどれだけの時間がかかっているのか、あわせて調査してみましょう。

2.間接材の範囲を見直す

製造に関係する消耗品しか注目していない、あるいは種類ごとに管理部門がバラバラで扱いの統一が取れていないというケースもよくあります。そのため、間接材の範囲を見直すことも必要です。見落とされやすい点として、広告費や機械の修理費用など、「無形のサービスも間接材の一種」であることに注意しましょう。

これらの間接材も各部門で請求するのではなく、調達部門が一括して管理できるようにすることが重要です。

3.標準化する

仕入価格や発注方法を標準化し、無駄を削減します。特に発注書の作成など何度も行う業務は、手順の簡略化が重要です。また、発注の方法が標準化されていても、社内の請求フローが統一されていないと、無駄が出てしまう恐れがあります。

業務の標準化は社員個人単位のレベルではなく、社内全体で請求フローや方法を見直し、統一化を図りましょう。

4.競合させる

間接材の仕入れは1つの業者だけを選ぶのではなく、いくつかの業者に競合させることが重要です。現状の仕入れに満足せず、仕入先の新規開拓や、相見積により最安値で仕入れることを目指していきましょう。複数の業者に見積依頼を出して競合させるためには、これまでの仕入価格や今後の仕入予定などを正確に把握した上で、比較することが重要です。

正確な状況を把握するためにも、業務の見える化や標準化が重要です。

間接材の最適化が経営の最適化の秘訣

間接材の扱いを見直すことは、仕入コストと業務フローを見直すことにつながります。間接材に関する無駄を見直して、利益の最大化を推進していきましょう。

購買業務の削減・コンプライアンス強化
PROCURESUITE(プロキュアスイート)|間接材調達支援システム

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