購買管理 経営課題

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購買管理のミッションは「コストダウン」にあらず。優良サプライヤを選定する”これからの発想”

購買管理のミッションは「コストダウン」にあらず。優良サプライヤを選定する”これからの発想”

顧客ニーズの多様化や産業技術の高度化・複雑化に伴い、購買部門が担う役割が一層重要になってきています。そうした中、購買管理の使命もアップデートする必要性が出てきているようです。そして、そのポイントは、調達先の企業選定の軸に「コスト」以外の様々な視点を加え、最適なサプライヤを選び出すことにあります。

これはどんな視点なのか、具体的な評価軸も踏まえてみてみましょう。

調達・購買の真価は、コストダウンでなく「良いものを、より安く買う」こと

かつて、調達・購買部門が他部門から求められることと言えば「いかに安く調達を行うか」だったのではないでしょうか。しかし、競争環境が激化し、変化の波が大きくなった昨今は「より良いものを、より安く買う」というミッションが重要性を増してきています。つまり、同じ取引先からの調達を繰り返せばよい時代は終焉しつつあるのです。

では、どのような視点でサプライヤ選定を進めれば良いのでしょうか。

サプライヤ選定は、「相対的な価格」ではなく「絶対的な価格」でみる

「少しでも安値で調達し、コストダウンを図りたい」と考えた時、従来は複数社から相見積もりを取り、その中で最安値を選んでいたことでしょう。しかし、昨今の市場環境では、単に安い商品が選ばれるとは限りません。だからこそ、「その品質・契約内容に対して、その価格は妥当なのか?」というフラットな視点でサプライヤを選ぶ必要があります。

例えば、最安値のサプライヤを選んだとしても、納期遅延や品質面のリスクが潜んでいるかもしれません。また、購入後のサポートが不十分なサプライヤを選んでしまうと、結果として自社の顧客が不利益を被る恐れもあります。その他、企業の事業継続性や法規制のリスクも考えられます。また、環境リスクや情報セキュリティリスクを軽視すれば、社会的信用を失い、事業を継続できなくなるケースも考えられるでしょう。

こうした事態を防ぐためにも、次のような評価軸からサプライヤ選定を行うことが必要です。

経営層も納得させられる。サプライヤ選定の評価軸

サプライヤ選定をする際には、提示された見積書の中身と価格の明細を照らし合わせ、その妥当性を検証する必要があります。加えて、企業の信用度・信頼性など、あらゆる情報を統合的に分析することが大切です。

<サプライヤ選定 6つの評価軸>

  1. 製品品質
  2. コスト
  3. 納期・デリバリー品質
  4. サービス品質(カスタマーサポート、技術サポートなど)
  5. 経営状態(財務状況、利益率、成長性など)
  6. 各種リスク度合い(法規制適合、環境配慮、情報セキュリティなど)

もちろん、上記以外にも定量化できない様々な観点が挙げられます。長期的に付き合いのあるサプライヤであれば、自社のルールを理解してくれているため効率的、ということもあるでしょう。その影響から、新規サプライヤに切り替えると業務の進行が著しく困難になる場合には、より高度な判断が求められます。

しかし、競争環境の変化がある以上、多くの場合はフラットな視点からサプライヤ比較を行い、総合的に優れている企業や製品を選ぶことが望ましいはず。そこで、サプライヤを適正に比較できる「購買管理システム」の活用が広まりを見せています。

価格比較に陥らない。サプライヤを適正に比較できる「購買管理システム」の活用

購買管理システム選びのポイントは、価格以外の要素も合わせてフラットに比較できるかどうか、という点にあります。だからこそ、過去の見積履歴なども活用しながら、サプライヤ選びができる仕組みが求められます。

大興電子通信が提供する購買・調達管理システム「PROCURESUITE」は、過去の見積や購買実績を統合的に管理できる仕組みです。これまで手書きやFAXで行っていた事務作業をPROCURESUITEに統合することで、購入依頼~検収までの全調達プロセスをWeb上に可視化。これにより購買・調達プロセスの属人化を解消し、コンプライアンスを確保することも可能になります。 拠点毎で調達を行っている場合にも、PROCURESUITEでデータを統合すれば、購買価格の統制やコストの適正化が可能に。最安値の購買はもちろんのこと、「なぜ、このサプライヤを選んだのか」「サプライヤ選びの際にチェックしたポイント」といったノウハウも社内に蓄積・活用することができます。

コストダウンにとどまらない優良サプライヤ選定のための購買・調達管理システム「PROCURESUITE」をぜひ一度ご検討ください。


システム切り替えを機に業務効率化・コスト削減を実現!購買管理システム「PROCURESUITE」
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野田 隆志
この記事を監修した人
電子契約、EDIのソリューションを拡販する営業部長を長年担務し、電子商取引に精通したスペシャリストとして活躍。
様々な業界のお客さまに対して電子契約のコンサルティングからシステム提案までを行い、お客さまの課題解決に大きく貢献している。
直近では市場のニーズが高まっている電子契約システムに関するWebセミナーの講師なども行っている。
大興電子通信株式会社
ビジネスクエスト本部
ICTソリューション推進部 部長
野田 隆志

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